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父親の通勤距離の長さが子どもの情緒に影響?

「父親の通勤距離が長ければ長いほど、子どもの情緒が不安定になる」―ドイツで発表された社会学調査が話題になっている。24日付のフランクフルター・アルゲマイネ紙オンライン版が報じた。

これはベルリン社会学研究センターが発表したもので、同調査では父親の毎日の通勤距離が40km以上になると、5~6歳の子どもが同年代の子どもたちとの関わりで問題を抱えるケースが顕著に増えると指摘している。通勤距離が60km以上になると問題はさらに深刻になり、常に不安を抱えていたりよく泣いたりと、情緒的な問題を抱える子どもの割合が多数を占めるという。

これに対して心理学者のヴェルナー・ヴィッキ教授は、「通勤距離の長さは父親の時間的、精神的不在を反映している」と解説。子どもの世話や教育における負担が母親に大きくかかるようになり、このことが親子関係に波及するとしている。

同記事では、まさにこの問題を抱えた2人の父親が登場し、それぞれの解決方法を紹介している。そのうちの1人スヴェンさんは、仕事のストレスに追われる人生を見直したくて会社を辞め、自宅を売り払い、家族を連れて1年間ヨットの旅に出るという荒技に出ている。もう1人のクリストフさんも会社を辞めて独立し、ホームオフィスを開くという解決方法を見出した。2人とも、「子どもとの情緒的なつながりを取り戻すことができ、関係性が回復した」と満足げだ。

「もちろん、会社を辞めてヨットの旅に出なくても解決方法はある」と同記事は続ける。「大切なのは、子どもと過ごす時間の長さではなく、情緒的なクオリティー」とヴィッキ教授は指摘しており、長距離通勤の父親にも、趣味やスポーツなどを子どもと一緒に楽しむ時間を持つことを勧めている。

(写真はイメージ)

 
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