エルニーニョ今春で終息 夏からラニーニャ発生

気象庁は10日、2014年夏から始まったとされるエルニーニョ現象が今年2016年春に終息したとして、今夏からラニーニャ現象が発生する見通しを発表した。エルニーニョ現象は、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて、海面水温が平年よりも高い状態が1年以上続く現象のこと。世界的に異常気象などの影響を及ぼすとされている。

同庁が公表したエルニーニョ監視海域における5月の実況によると、太平洋赤道域の海面水温は西部と中部で平年より高かったが、東部では平年並みか平年より低い海域も見られた。また、海洋表層の水温は西部から東部にかけてほぼ全域で平年より低く、太平洋赤道域の日付変更線付近の対流活動は平年並み。大気下層の貿易風と呼ばれる東風は平年並みに戻った。これらの海洋と大気の状態から、2016年春で同現象は終息したとした。

海洋表層の冷水は今後東進し、太平洋中部から東部にかけての海面水温が平年より低い状態となる見込みで、同庁は、今夏からは「ラニーニャ現象」が発生し、秋まで続く可能性があるとしている。ラニーニャ現象はエルニーニョ現象に対して海面水温が平年よりも低くなる現象で、異常気象をもたらすとされている。

(写真はイメージ)

 
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