日本食の抗疲労効果を検証 大阪市立大、割烹料理店などが共同研究

生活の中で「疲れが取れやすく」かつ「疲れにくい」ためのレシピがあれば――。そんな「抗疲労食」を研究してきた大阪市立大学の渡邊恭良所長らが、大阪北新地の割烹料理店「粋餐すいさん 石和川いわかわ」と共同開発した日本食の効果について発表した。日本食の一側面の効果として、疲労感軽減や自律神経機能の改善などの抗疲労機能があることが分かった。

同研究では、開発した抗疲労食と比較するため、20~60代の各年代男女100人ずつ約1000人の食事に関するアンケート調査結果を基に一般的な食事「コントロール食」を選定。抗疲労食を夕食として3週間摂取し、2週間の間を開けてからコントロール食を3週間摂取したグループと、順番を入れ替えて先にコントロール食を3週間摂取し、後で抗疲労食を3週間摂取したグループとで抗疲労効果を調査した。その結果、コントロール食の摂取との比較で、開発した抗疲労食を摂取すると、疲労感の軽減効果、安静時の自律神経機能の改善効果および一部の血液中成分に改善効果が得られることが分かった。

今回の成果から、抗疲労の観点から身近な食生活を改善することで、疲労倦怠感や疲労そのものを軽減させ、慢性疲労状態に陥ることを予防し、日々の仕事や学業の作業能率の改善につながることが期待される。

同研究は、農業・食品産業技術総合研究機構の「革新的技術創造促進事業(異分野融合共同研究)」の採択研究として行われた。

日本食の抗疲労効果を検証 大阪市立大、割烹料理店などが共同研究

画像提供:大阪市立大学

 
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