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PISA2025、日本は3分野で上位 AI時代の課題も浮かぶ

15歳を対象にした国際的な学力調査、OECDの「PISA(学習到達度調査)」の2025年調査結果が9月8日に公表された。日本は科学5位、数学5位、読解4位と、いずれも上位だった。

3分野すべてで10位以内に入ったのは、日本を含む8つの国と地域。北京・上海・江蘇・浙江(B-S-J-Z)、シンガポール、エストニア、日本、韓国、マカオ、台湾、英国だ。科学と数学はB-S-J-Z、読解はシンガポールが首位だった。

一方、OECD平均では学力低下が続いている。2015年と比べて数学は22点、読解は28点低下し、科学も緩やかな低下傾向にある。日本も2022年と比べて科学9点、数学10点、読解13点下がったが、科学と数学の変化は統計的に有意ではない。

デジタル機器の使い方にも違いが見られた。日本の生徒が学校で娯楽目的にデジタル機器を使う時間は1日平均0.4時間で、OECD平均の1.1時間を下回った。デジタル機器の使用時間と学力の関係は単純には説明できず、使う目的や方法も重要になる。

今回、「コンピューターを使った問題解決能力」が新たに評価された。デジタル上の道具を使い、試行錯誤しながら問題を解決する力を測るもので、日本は84か国・地域中4位だった。一方、学習でAIチャットボットを週1回以上使う生徒は27%で、OECD平均の46%を下回った。また、AIが生成した情報の質を授業で評価すると答えた生徒も31.2%と、OECD平均の62.6%を大きく下回った。

OECDは、AIの利用と学力の関係は単純ではなく、使い方によって異なると分析している。AIから答えを得るだけでなく、その情報が正しいのか、どの情報が信頼できるのかを確かめる力も重要だ。日本の高い学力に加え、デジタル技術を学びにどう生かし、情報を評価する力をどう育てるかが今後の課題となる。

(冒頭の写真はイメージ)