シーテックジャパン2016閉幕 進むIoT化 新技術開発で各社しのぎを削る

千葉市の幕張メッセで4日から開催されていた総合展「シーテックジャパン2016」が今日7日、閉幕する。「シーテックジャパン」は国内最大の家電見本市として知られてきたが、今年から、IoT(モノのインターネット)の総合展へとテーマを一新した。会場では、家電や自動車などをインターネットでつなぐIoTをはじめとし、新型ドローンや人工知能(AI)を搭載したロボットなど最先端技術が展示され、多くの人で賑わいを見せていた。

シーテックジャパン2016閉幕 進むIoT化 新技術開発で各社しのぎを削る
会場は多くの人で賑わっていた

会場で目を引いたのはベンチャー企業による新技術を使ったユニークな製品だ。
多くの人の注目を集めていたものの1つが、洗濯物を自動で折り畳んで仕分ける家電「ランドロイド1」。ベンチャー企業のセブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ(東京都港区)が開発を手掛けた次世代型のロボット家電だ。洗濯物の種類を認識する「画像解析技術」と折りたたむための「ロボティクス」に、AIを融合することで全自動化を実現した。同社は来年3月から「ランドロイド1」の予約受付を開始する。

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全自動洗濯物折りたたみ機「ランドロイド」のブースには人だかり

また、自動車メーカー大手のホンダは、オーダーメードデザインに対応した超小型電気自動車(EV)「マイクロコミューター豊島屋モデル」を展示。ホンダの超小型EV「MC-β」をベース車両とし、ボディはプロダクトデザインを手掛けるカブクが3Dプリンターで製作した。

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自動車のボディは3Dプリンターで製作

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鳩サブレーの豊島屋に向けた超小型EV

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最新型のドローン

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