身体補助ロボット活用の保険サービス AIGとサイバーダインが業務提携 

損保大手のAIGジャパン・ホールディングスと医療・介護用ロボット開発のサイバーダインは21日、業務提携を締結。サイバーダインのサイボーグ型ロボット「HAL」などを活用した保険商品や関連サービスの開発を共同で進める。

HALは、身体の不自由な人や重負荷労働時の身体機能を補助できるサイボーグ型ロボット。装着して「歩く」などの動作を考えると、ロボットが脳の信号を受け取り、適切な下肢部の動きを実現できる。実際に動けたことで脳がその信号を受け取り、それによって、次第にHALを付けなくても思い通りの動きをできるようになるという。

HALは医療や介護、重負荷労働の現場などで活用が期待されている。AIGはHALを従来の保険商品だけではなく、顧客のリスク軽減やケガ防止などに利用したい考え。

AIGジャパンのロバート・ノディン代表取締役社長兼CEOは、「サイバーダイン社の最先端の技術と損保業界におけるAIGのグローバルな知見を組み合わせることで、保険業界に画期的なアプローチを行うことができる。保険の常識を変えていくことを目指す」とコメントしている。

冒頭の写真:サイボーグ型ロボット「HAL」

 
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