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手足口病、西日本で例年より早く流行。手洗いの徹底を呼びかけ

 西日本を中心に、例年より早く手足口病の感染が広がっている。徳島県や佐賀県のように流行発生警報を出した県もある。国立感染症研究所の「感染症発生動向調査」第21週(5月18日~24日)によると、定点当たり報告数は2週連続で増加し、過去5年間の同時期と比較してやや多い。都道府県別の上位3位は徳島県、鳥取県、香川県である。一番流行する季節は夏季なので、手洗いの徹底などの予防措置の励行を呼びかけている。

 乳幼児らの口の中や手足などに水疱性の発疹が出る手足口病は、ウイルスの感染によって起こる感染症である。その感染経路は、咳やくしゃみによる飛沫感染、便中に排泄されたウイルスによる糞口感染、水疱内容物による接触感染などであり、3~5日の潜伏期の後、2~3mmの水疱性の発疹が手のひら、足底、口の中などに出現する。ひじやひざあるいは臀部(でんぶ)周辺にもみられることもあり、左右の一方、また手足口の一部のみの発疹で終わることもある。発熱は約3分の1に見られるが、38度以下の軽度のことがほとんどである。多くは3~7日で発疹が消失し治るが、まれに髄膜炎や脳炎などの合併症が生じることもある。また、便中へのウイルスの排泄は長期にわたり、症状が消失しても2~4週間にわたり排泄される。

 感染予防対策は、接触感染を予防するために手洗いをしっかりすることと、排泄物を適切に処理することである。特に、保育施設などの乳幼児の集団生活では、感染を広げないために、職員と子どもたちがしっかりと手洗いをすることが大切である。手洗いは流水と石けんで十分に行う。

 治った後も比較的長い期間便の中にウイルスが排泄され、また感染しても発病しないままウイルスを排泄している場合もあることから、日頃からのしっかりとした手洗いが大切である。