台湾と共催で近現代の震災展 国立歴史民俗博物館

台湾と共催で近現代の震災展 国立歴史民俗博物館

国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)は、国立台湾歴史博物館と共同の国際展示「台湾と日本―震災史とともにたどる近現代―」を2月19日まで開催している。

台湾は日本と同様に地震の多い地域で、1895~1945年の日本の台湾領有期間の50年間にも数多く発生していた。今回の展示ではその間の地震被害や復興の様子を展示する。

領有期間の他にも、1999年と2016年の震災を紹介。1999年の921地震は、その復興過程において台湾が先住民や客家はっかなど、民族的に多様な人々によって構成されている事実を浮き彫りにしたことでも注目を集めた。

同展は同館と国立台湾歴史博物館との2014年7月に締結された学術研究交流協定によって企画されたもので、両博物館で行う初の企画展示。

客家はっか:漢族の一系統で特殊な文化や言語を持ち、17世紀に中国の広東省などから移住してきたとされる。

【施設情報】
国立歴史民俗博物館
千葉県佐倉市城内町117
TEL:043-486-0123
https://www.rekihaku.ac.jp
開館時間 9:30~16:30 (季節により変動あり、月曜休館)