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自動運転車は誰の命を救うべきなのか? MITが意見収集を実施

自動運転車は誰の命を救うべきか? MITが意見収集サイトを開設

MIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボの研究グループであるScalable Cooperation(スケーラブル コーオペレイション)は、自動運転車における人工知能の道徳的な意思決定に関して、人間の視点での意見を収集するためにプラットフォーム「モラル・マシン」を開設し、アンケート調査を実施。このサイトは日本語を含む10か国語に対応している。

これは、例えば「乗客2人または歩行者5人のどちらかが必ず犠牲になる」といった避けられない自動運転車による事故のうち1つの選択を迫られたとき、自分が「事故を観察する第三者」として、「どちらのシナリオがより受け入れ可能か」の判定を、様々な状況パターンについて下すもの。「自動運転車のすべきこと」の判定後には、その自分の意思決定がどのような価値観のもとに成り立っているかを、他の人々の結果と照らし合わせながら確認することができる。

人工知能が抱える「道徳的ジレンマ」を明確にすることで、人間と機械が共存する世界で生じる新たな「モラル上の意思決定」について、意見を収集、可視化し、議論を活性化するのが目的。

モラル・マシン
http://moralmachine.mit.edu/hl/ja

画像提供:MIT Media Lab

 
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