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絶滅危惧種のアホウドリ、小笠原諸島で2年連続ヒナを確認

絶滅危惧種のアホウドリ、小笠原諸島聟島で2年連続ヒナを確認

山階鳥類研究所は13日、特別天然記念物で絶滅危惧種のアホウドリについて、2008年に小笠原諸島聟島むこじまを巣立ったオス1羽と、野生のメスとのつがいが産卵・ふ化に成功し、ヒナを確認したと発表した。このつがいは聟島北西部で2012年から5年連続の巣作りと産卵が確認されていて、繁殖に成功したのは昨年に続いて2度目。

アホウドリは小笠原諸島では1930年に絶滅していたが、環境省などが2006年から鳥島で生まれた個体を聟島に移送、新しい繁殖地を形成する保護増殖事業を実施。08~12年までの5年間で合計70羽のヒナを移送し、69羽が巣立った。2014年5月に初めて媒島なこうどじまでヒナを確認、新しい繁殖地でのヒナの誕生は今回で4例目となる。

アホウドリは環境省レッドリストの絶滅危惧II類に指定されている。ミズナギドリ目アホウドリ科で、翼の差し渡しが210~230cm、体重は4~5kg。日本では最大級の海鳥。150年前ほどには北大西洋の島々に数十万羽いたと考えられているが、1980~1900年代に羽毛の採取のために乱獲されたため絶滅危惧種になるまで減少した。現在は伊豆諸島の鳥島と尖閣諸島の南小島・北小島にしか生息しておらず、その個体数は回復して約4200羽(尖閣個体群は除く)と推定されている。

(写真はイメージ)

参考記事
ホウドリ、小笠原諸島全体で2つがいの繁殖成功(2016/05/30)

 
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