九州豪雨 梅雨前線と台風3号がもたらした記録的災害

九州豪雨 梅雨前線と台風3号がもたらした記録的災害

梅雨前線や台風3号の影響で6月30日以降、各地に大雨被害がもたらされた。気象庁は一連の気象事例を「梅雨前線及び台風第3号による大雨と暴風」と命名し、顕著な被害が発生したとして災害情報を公開。11日までに災害状況をまとめた。

台風3号上陸の影響

2日に発生した台風3号が、4日午前8時ごろ長崎市に上陸。その後、1日のうちに関東まで進み、各地に影響を与えた。降水量が多くなったのは、梅雨前線が6月30日から7月4日にかけて北陸~東北地方に停滞、その後5~10日にかけて朝鮮半島~西日本に停滞していたため、大気が不安定となっていた背景がある。

九州北部では、6月30日~7月10日にかけて総降水量が福岡県朝倉市で660.0mm、長崎県壱岐市で567.5mm、大分県日田市で500.0mmを記録。特に5~6日にかけて、各地で24時間降水量としては統計開始以来最高値が記録された。

11日時点で西日本で確認されている被害は、死者25人、行方不明者1人、負傷者28人。98棟の建物が全壊したほか、27棟が半壊、71棟が一部破損。床上浸水156棟、床下浸水では564棟に及んだ。

梅雨前線の動きは

梅雨前線は10日、中国~朝鮮半島上空に停滞していたが、11日は日本海上空に南下。12日にはさらに南下して日本列島全体にかかると見込まれており、九州から北海道の広範囲で大雨や雷雨となることが予想されている。

6月まで深刻な干ばつが続いていた韓国でも、前線がとどまった10日には1時間に60mm以上の激しい雨が降り、道路の冠水などの被害が各地で発生した。

[冒頭の写真]7月12日21時の予想天気図(気象庁提供画像)

参考記事
九州北部豪雨 熊本は被災経験活かし迅速な災害対策認(2017/07/08)

 
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