【世界が見える! 米株ウォッチ】各企業の決算受け、売買活発に

アメリカ株式市場で見る世界動向通信

7月17〜21日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価(30種)は、個別企業の決算を市場の判断材料とする売買が活発だった。ナスダックの最高値更新は10日連続となった後小幅に下落したが、なお高値圏で推移している。オバマケア代替法案の採決を断念したことを受け、一時政治不安が高まる場面もあった。

17日のダウは、前週末比8.02ドル下落の2万1629.72ドルだった。前週は連日の最高値更新となり、この日も最高値更新ペースだったが、わずかに下落して取り引きを終えた。企業の決算発表の多くが翌日以降とあって様子見ムードとなった。朝方発表された中国のGDPが予想を上回り、資源関連株が買われた。1日を通しては材料不足で閑散、高値更新とはならなかった。

18日は下落、2万1574.73ドルだった。オバマケア代替法案の採決を断念したことを受け、投資家心理が悪化した。政治不安により、ダウは一時150ドル以上下げた。金融大手ゴールドマンサックスの決算が振るわず大幅に株価を下げた一方、好決算だった動画配信のネットフリックスが大幅高となった。ネットフリックスの貢献もあり、ナスダックは最高値を更新した。

19日のダウは上昇、2万1640.75ドルで最高値を更新した。決算への期待は強い。決算内容が嫌気されたIBMが大幅に下げたものの、全体は上昇。モルガンスタンレーの発表で決算がひと段落した金融株は、材料が出尽くして下落した。原油高でエネルギー関連株が買われた。翌日以降のIT関連の決算への期待も高まった。

20日は下落、2万1611.78ドルだった。欧州中央銀行(ECB)は金融政策の現状維持を決定したものの、市場の反応は限定的だった。小売り大手のシアーズがアマゾンとの提携を発表したことで、顧客を失うと予想されるその他の小売り各社の株価は下落した。ナスダックはこの日で10日続伸となり、高値更新が続いている。

21日は続落、2万1580.07ドルで取り引きを終えた。決算に注目が集まる中、翌週にアマゾンやフェイスブックなど大手企業の決算が集中しており、積極的に動きにくい展開だった。原油価格の下落により、エネルギー関連株が売られた。ナスダックは11営業日ぶりに下落した。休日を前に、高値での利益確定目的の売りが出た。

(写真はイメージ)

 
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