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人々が脅威を感じるものはイスラムテロと気候変動

人々が脅威を感じるものはISテロと気候変動

世界を最も不安に陥れているものは何か――米国のピュー・リサーチセンターが38カ国を対象に実施した調査で、最も大きな不安要因はイスラム過激派組織によるテロと気候変動であることが明らかになった。2日付の独ヴェルト紙が伝えた。

同調査では、近年多数の難民を受け入れてきたドイツ人の意識が浮き彫りになり、イスラム過激派組織ISのテロに脅威を感じると答えた人の割合が77%だったのに対し、移民の増加に脅威を感じると答えた人は28%にとどまった。一方で、ハンガリーでは3人に2人が、ポーランドでは60%が移民の増加に不安を示した。

またドイツでは、地球温暖化などの気候変動に不安を感じると答えた人が63%だったのに対し、スペインでは89%、英国、フランス、イタリア、オランダでもドイツより多くの人がこの問題に脅威を感じていることが明らかになった。

さらに今回の調査で特徴的だったのが、ドイツ人の35%が米国に脅威を感じているのに対して、ロシアへの脅威は33%、中国に対しては25%と、米国との関係悪化が顕著に表れていたことだ。これに対してフランス、英国、ポーランドなどでは、米国に対してよりもロシアに対しての脅威の方が大きかった。

(写真はイメージ)

 
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