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ご当地自慢を探せ!(24) 北海道自慢の味、スープカリー

ご当地自慢を探せ!(24) 北海道自慢の味、スープカリー

北海道といえば、言わずと知れた「ご当地グルメ」の宝庫だ。カニやホタテなどの海の幸、ジンギスカン、ザンギ、豚丼、じゃがいも、新鮮な牛乳を使ったスイーツの数々など、枚挙に暇がない。その中でも今回は、数年前から「北海道のソウルフード」として有名になったスープカリーを紹介する。

スープカリーの発祥は札幌市中央区の喫茶店「アジャンタ」が「薬膳カリィ」と銘打って出したものと言われている。その後、少しずつ専門店が増え、各店が工夫を凝らしたアレンジを加えながら、今では北海道の名物として全国に広く知られるようになった。札幌のスープカリーに共通する特徴は、スパイスが効いた風味豊かなさらさらのスープに、野菜や肉など大きくカットされた具材がトッピングされている点だ。

今回訪れたのは「curry&café SAMA」。札幌市内を中心に東京や仙台にも店舗展開しており、近年ではシンガポールや香港など海外進出も果たしているという。このお店では、ベースのスープをトマト・ココナッツ・あっさりダシ・海老・クリーミー海老の5種から選び、その後10種ある具材から選択することができる。スープカリーといえばトマトベースとチキンレッグの組み合わせが最もベーシックな味だそうだが、今回は、クリーミー海老とポークの組み合わせで注文した。

一口に運ぶと、海老の風味が口いっぱいに広がった。クリームのしつこさはなく、さらさらといただける。分厚く切られたポークは、長く煮込んだ角煮のようにとろっと口の中で溶け、非常にジューシー。野菜がたっぷり入っているので、食べ応えがありつつもヘルシーなのが女性にうれしい。

今や全国各地で食べられるスープカリーだが、やはり北の大地で育まれた新鮮な野菜を産地で食すというのは、また格別なものがあるだろう。北海道に訪れる際には、「北海道で食べたいものリスト」の一つに、スープカリーをぜひ加えていただきたい。

ご当地自慢を探せ!(24) 北海道自慢の味、スープカリー

 
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