セルウィン・カレッジ(ケンブリッジ)

世界大学ランキング、英国がトップ2 中国と香港が躍進し東大は苦戦

英国の高等教育情報誌『タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)』は5日、世界大学ランキング(2017~2018)を発表した。1位は、昨年初めてトップとなったオックスフォード大学、2位にケンブリッジ大学(昨年4位)が入り、初めて英国の大学がトップ2を占めた。東京大学は、昨年の39位から順位を落として46位となったが、京都大学は昨年の91位から順位を上げて74位となり、大阪大学も順位を上げた。中国と香港の各大学が軒並み順位を上げ、中国は新たに3校がトップ200にランクインした。

THEの分析によると、ケンブリッジの順位上昇の要因の1つは、研究収入と研究の質が向上したこと。一方、米国の上位校は収入が落ち込んでおり、また2年前まで例年1位を維持してきたカリフォルニア工科大学(昨年2位、今年は同率3位)は院生と学部生の比率が落ちている。

アジアでは、全体のトップ30に初めて3校が入った。一方、3年前まで首位を保っていた東大が、2年前からシンガポールや中国の大学に抜かれ始め、今回は香港の2校にも上位を譲ることとなった。大きく順位を上げた香港中文大学についてTHEは、その要因を研究や教育の評判の上昇と、引用数や産学連携収入の増加に見ており、沈祖堯(Joseph Sung)校長の言葉を引用しつつ、優秀な教職員の採用や中国本土との協力などの努力に基づいていることを指摘している。

同ランキングの評価方法は、「教育」「研究」「論文引用数」「国際性」「産学連携収入」の5分野。「教育」と「研究」の中で研究者によるピア・レビューが合計33%となる。

▼世界ランキング(かっこ内は前年の順位)

1位(1位) オックスフォード大学(英国)
2位(4位) ケンブリッジ大学(英国)
3位(同率)(2位) カリフォルニア工科大学(米国)
(3位) スタンフォード大学(米国)
5位(5位) マサチューセッツ工科大学(米国)
6位(6位) ハーバード大学(米国)
7位(7位) プリンストン大学(米国)
8位(8位) インペリアル・カレッジ・ロンドン(英国)
9位(10位) シカゴ大学(米国)
10位(同率)(9位) チューリッヒ工科大学(スイス)
(13位) ペンシルバニア大学(米国)

▼アジアのトップ100ランクイン校

22位(24位) シンガポール国立大学(シンガポール)
27位(29位) 北京大学(中国)
30位(35位) 清華大学(中国)
40位(43位) 香港大学(香港)
44位(49位) 香港科技大学(香港)
46位(39位) 東京大学(日本)
52位(54位) 南洋理工大学(シンガポール)
58位(76位) 香港中文大学(香港)
74位(同率)(91位) 京都大学(日本)
(72位) ソウル大学校(韓国)
95位(89位) KAIST(韓国)

▼日本のトップ500ランクイン校

46位 東京大学(39位)
74位 京都大学(91位)
201-250位 東北大学(201-250位)
 大阪大学(251-300位)
251-300位 東京工業大学(251-300位)
301-350位 名古屋大学(301-350位)
351-400位 九州大学(351-400位)
401-500位 北海道大学(401-500位)
 東京医科歯科大学(401-500位)
 筑波大学(401-500位)

なお、同じく英国の大学評価機関『クアクアレリ・シモンズ (Quacquarelli Symonds、QS)』が今年6月に発表した世界大学ランキングによると、東大は昨年の34位から26位に上がっており、アジアでは昨年と同じ5位となっている。
 

参考記事
世界大学ランキング 東大は4つ上げて39位に アジア躍進(2016/09/25)
(THEの昨年のランキング)
世界大学ランキング、東大は34位 アジアは軒並み順位アップ(2016/09/10)
(QSの昨年のランキング)
ARWU大学ランキング 日本の大学はアジア1位 中国が追い上げ(2017/08/21)

 
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