産業用人型ロボットなど15件を未来技術遺産へ登録

産業用人型ロボットなど15件を未来技術遺産へ登録

生活および社会に顕著な影響を与えた技術に対して認定される重要科学技術史資料(未来技術遺産)の2017年度分として、国立科学博物館は5日、産業用人型ロボットHRP-2 PROMET(プロメテ)など15件の登録を発表した。

未来技術遺産登録は、日本の産業技術や科学技術の発展を示す資料や、国民生活・経済・社会・文化のあり方に顕著な影響を与えた資料の保存活用を図るために、国立科学博物館が2008年に発足させた制度。同館でパネル展示も開催している。

今回登録された中で一番新しいものは、2003年に産業技術総合研究所と川田工業(現カワダロボティクス)が中心に製作した人型ロボットHRP-2 PROMET(プロメテ)。不整地での歩行や倒れても起き上がれるなど人間と同様の動作を実現。人とロボットが共存する生産ラインの実現につながり、日本のロボット開発技術発展の重要な段階を示すものとなった。

このほか、最初期の家庭用高輝度ハイビジョンテレビとなるソニーの36型HD(ハイビジョン)トリニトロンカラーテレビKW-3600HDも登録された。まだハイビジョン放送が実験中だった1990年にアナログ方式で発売され、ハイビジョン普及の先駆けとなった。また、1989年発売のフジカラーREALAは、世界初の第四の感色層を有するカラーネガフィルムで、色再現性を飛躍的に向上させたとして登録された。

今回新たに登録された資料は、9月12~18日まで国立科学博物館で一部実物展示もされている。

画像提供:産業技術史資料情報センター

 
参考記事
NECの「PC-9801」を含む16件が新たに未来技術遺産へ登録(2016/09/08)
AIBO、未来技術遺産に登録(2015/09/10)

 
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