AIやIoT技術で睡眠改善 吉野家で実証実験スタート

企業への睡眠改善プログラム事業を提供するニューロスペースは11日、AIやIoTを活用したシステム基盤「睡眠解析プラットフォーム」の実証実験を開始すると発表した。実験対象となるのは吉野家のシフト勤務者で、実施期間は1か月間。個人の睡眠状態を計測した解析結果から睡眠の最適な解決法や改善データを提案する。

「睡眠解析プラットフォーム(特許出願中)」は、個人の睡眠状態を計測するデバイス、得られた睡眠データの結果を評価するAIアルゴリズム、睡眠の評価から個人ごとに最適な睡眠の改善策の提供、という3つの要素から構成。同社が有する業種やシフトごとの睡眠に関するビッグデータや、睡眠の問題に対して最適な改善策を選ぶアルゴリズムの実績を基に、個人ごとに最適な睡眠の改善策を提案する。

今回は、対象者に睡眠の改善策を提示するモバイルアプリを、シフト管理者には個人ごとの睡眠状態を可視化した結果を提供することで両者に改善策を提示。これをシフト調整などにつなげるという。

現在、国内では3000万人以上が睡眠に関する悩みを持っており、社会問題化している。また、睡眠の問題による損失額はGDPの約3%にあたる15兆円にのぼるとされ、社員の生産性や業績向上の効果に対する期待から、睡眠ビジネスの市場規模は国内だけでも5兆円とも言われる。

(写真はイメージ)

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