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デザイナーは小学生。東京メトロ銀座線が「幻のホーム」旧新橋駅に到着

「出発、進行。」ガイドの元気な発声と共に、一日限りの記念乗車イベントがスタートした。東京メトロ10周年を記念して「わたしたちのもっとうれしい東京」をテーマにイラストのデザインコンテストが行われ、全国の小学生から912作品の応募があった。3月1日から入選者のイラストが描かれた電車が銀座線に登場。この日、34人の入選者を招待し、作品が描かれた電車に乗り、記念運行を楽しんだ。車掌も同乗し、到着駅の案内や招待者からの質問に答えた。
 電車は丸の内線の中野坂上、新宿、四ツ谷、赤坂見附を経て銀座線に入り、「幻のホーム」としても知られる旧新橋駅まで約30分をかけて走った。かつては地下鉄の新橋駅が2つ存在したが、1939年からは一本化されたため、使われなくなった東京高速鉄道の駅が幻になった、ということだ。普段は乗ることができない運行ルートに、入選者は歓声をあげ、外を向いて座り車窓を楽しんでいた。
 このラッピング電車は、創立記念ヘッドマークをつけて5月31日まで、3カ月にわたって運行される。