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新年特集「世界のお正月!」(2)フランス

新年特集「世界のお正月!」(2)フランス

年明けに食べる「幸運のケーキ」ガレット・デ・ロア

フランスでは他の欧州各国と同じように、年間を通して一番大きな行事はやはりクリスマス。一方で、お正月はどんな過ごし方をしているのでしょうか?
 

正月の重要度はそれほど高くない?

カトリックの国フランスではやはりクリスマスが年間を通して一番大きな行事です。この時期の休暇は、「Vacances de Noël(クリスマス休暇)」と呼ばれ、多くの人は帰省をし、家族と過ごします。結婚している人は、両家に行かないと行けないので毎年スケジュール調整が大変なのだとか。クリスマス当日は、お店はどこも閉まっていて、街中は静まり返っています。
 

年越し・新年の祝い方は?

一方、年末はどちらかというと友達同士でワイワイ騒ぐ日のようです。若者たちは街へ繰り出して各地のカウントダウンイベントに参加したり、パーティーに参加します。公共交通機関も無料になり、街は賑やかでお祭り騒ぎになります。ハメを外しすぎた人たちが、外に置いてある車に放火する騒ぎも発生し、毎年、「今年の元旦は車が○台燃やされた」というのがニュースになっています。

お正月は、日本のように、決まったしきたりや習慣はなく、大晦日から元旦にかけては騒いで、2日からはお店などは通常営業です。日本人からしたら随分あっさりとしたお正月ですね。ちなみに年賀状の文化はもちろんありませんが、クリスマスカードに新年のあいさつを添えることが多いです。
 

年末・年始に食べるものは?

12月中旬から1月いっぱい、パン屋さんやスーパーには「ガレット・デ・ロア」という伝統的なパイ菓子が並びます。この中にはフェーヴと呼ばれる陶器が1つ入っており、大勢で切り分けて食べる際に、フェーヴが入った一切れに当たると1年間幸運だと言われています。フェーヴとは、フランス語で「そら豆」という意味で、もともとは乾燥させたそら豆を入れていたようです。

フランスではもともと、宗教行事として1月6日の公現祭の時に食べていましたが、現在では宗教的な意味合いはだんだんと薄れてきており、年明けに家族や職場の人と集まったときに楽しむ行事となっています。

新年特集「世界のお正月!」(2)フランス
フランス南部で食べられているブリオッシュタイプのガレット・デ・ロワ
 

冒頭の写真は、アーモンドクリームの入った王道のガレット・デ・ロワ

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