• HOME
  • 社会・経済
  • 店頭回収でプラスチックリサイクル実験 SDGsにつながる取り組み
店頭回収でプラスチックリサイクル実験 SDGsにつながる取り組み

店頭回収でプラスチックリサイクル実験 SDGsにつながる取り組み

環境省は9日から1カ月間、製品プラスチックの効率的な回収・リサイクルを促すために、店頭回収によるリサイクルの実証事業を始める。今まで焼却・埋め立てによって処理されていた資源を生かす試みだ。

店頭回収によるリサイクルの実証事業の名前は「BRING PLA-PAUS(プラプラ)プロジェクト」。日本環境設計(東京都千代田区)を事務局とし、業界を越えたさまざまな企業・団体の協力の下、回収参加企業各社の店頭・モールなどで製品プラスチックの回収を実施する。回収対象はおもちゃ、文具、生活雑貨などの製品プラスチック。このプロジェクトによって回収品の再資源化方策に係る調査を行うと同時に、回収した製品を再度新しい製品に戻すことも検討していく。

製品プラスチックは今まで再資源化可能な物でも、容器包装リサイクル法の対象外であることからリサイクルが行われず、焼却・埋め立て処理がされていた。環境省は同プロジェクトを通して、製品プラスチックについての資源物としての扱いを検討。再資源化を進めていくことによって、持続可能な社会の形成、SDGs(持続可能な開発目標)達成につながることを標ぼうしている。

(写真はイメージ)