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スマートキュア・シスコ連携 グローバルな遠隔医療の進展に期待

スマートキュア・シスコ連携 グローバルな遠隔医療の進展に期待

今年の4月から遠隔診療は保険が適用される診療として認められるようになり、患者が病院まで足を運ばずとも医師の診断を受けることができるサービスが増えてきている。

遠隔治療システム「みんなの予約スマートキュア」を運営するスマートゲート(東京都千代田区)が9日、ウェブ会議システム世界大手のシスコウェブエックスミーティングス(Cisco Webex Meetings)と連携を発表した。今後、世界の医療機関・患者と日本国内の医療機関を繋ぐ遠隔診療が可能になるという。すでに国内のクリニックでの医療相談での利用を開始している他、総合病院でもトライアル導入に向けた検討を開始している。
 

期待される遠隔診療の未来

これまでは通信の問題で診療中に音声が聞こえなくなるなど、海外との遠隔診療の運用は課題があったが、今回の連携によってこの課題をクリアし、世界の医師にアクセスが可能になるという。さらに病院に行く時間が取れない患者や、移動が困難な高齢者や障がい者などの診療への貢献が期待できる。

サービスの特徴は大きく3つ。1つ目は医師と患者だけでなく、専門医と専門外の医師、医師と看護師も含めて患者と繋ぐことができる点。2つ目は中核病院の患者を地方の医師が担当する、反対に都市部の医師が地方の患者を担当することもできる点。そして3つ目は、医療通訳や患者の家族も遠隔地からスマートフォンで参加できるマルチな遠隔診療が可能となる点だ。これらの機能により同社は、遠隔の医師同士での治療の相談が可能になることで、医療の質の向上と医師不足の解消に繋げるほか、効率的な在宅診療を目指すという。

スマートキュア・シスコ連携 グローバルな遠隔医療の進展に期待

進む医療分野のICT化

今月1日からLINEを使ったチャットや音声、ビデオ通話により妊婦の産後うつのケアをする産婦人科オンラインが始まり、今年5月から国の主導により、国家戦略特区の福岡市など一部地域でオンラインの服薬指導が解禁されるなど、近年、医療分野のICT化は急速に進んでいる。遠隔診療は通信環境がないと受けられず、そういった環境にいる人ほど遠隔診療を求めているという課題は残しつつも、来年5Gの導入が進み通信環境が整っていくことや、政府が未来投資戦略2017にて新しい健康、医療、介護システムの構築を掲げていることを考えると、今後の遠隔診療の発展が期待される。

画像提供:スマートゲート(冒頭の写真はイメージ)

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