世界技術革新力ランキング 1位スイス、日本は順位上げ19位

世界知的所有権機関(WIPO)、米コーネル大学、そしてフランスのビジネススクール・経営大学院であるインシアード(INSEAD)は、世界技術革新力(Global Innovation Index, GII)ランキングの2015年版を17日に発表した。1位は昨年に続きスイスで、日本は昨年の21位から19位に順位を上げた。

同ランキングは、大学の質、人材教育、政治・法的環境、影響力ある技術や研究結果の発表状況などをもとに、技術革新を生む環境と技術革新の実績を評価したもの。トップ10は順に、スイス、英国、スウェーデン、オランダ、米国、フィンランド、シンガポール、アイルランド、ルクセンブルク、デンマークだった。

東・東南アジアをみると、上位に入ったのはシンガポール(7位)、香港(11位)、韓国(14位)、日本(19位)、中国(29位)、マレーシア(32位)、ベトナム(52位)、タイ(55位)となった。日本は、大学評価、国際化の程度、引用数などから計算される「革新の質」においては、世界3位だった。

(写真はイメージ)