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エコでフェアトレードな衣料品に「緑のボタン」を表示 ドイツ

エコでフェアトレードな衣料品に「緑のボタン」を表示 ドイツ

自然環境やフェアな生産工程に配慮した「フェアファッション」への関心が社会的に高まる中、ドイツ連邦開発省は9日、フェアファッションと認定された衣料品に対して「緑のボタン(Grüner Knopf)」表示を導入することを発表した。

「緑のボタン」表示を使用することができる企業は、社会性および環境保護の観点から定められた46項目の基準を満たしている必要があり、その中には「児童労働や強制労働を禁止しているか?」、「労働者に最低賃金は支払われているか?」、「危険な化学物質は使用されていないか?」などが含まれている。

ドイツ国内ですでに27の企業がこのプロジェクトに参加することが決まっており、今後、生産工程および物流においての透明性が求められ、規定条件が守られているかどうか定期的に監査を受けることになる。

ゲルト・ミュラー連邦開発相は「緑のボタン」導入に際し、19世紀以降、グローバル化よって繊維産業が始まったことに言及。この巨大産業に従事している人の数は7500万人に上るとして、「人も自然も消費によって搾取されることのないフェアなグローバル社会を作るべき時だ」と述べた。

エコでフェアトレードな衣料品に「緑のボタン」を表示 ドイツ

画像提供:ドイツ連邦開発省