路線バスで宅急便 ヤマト運輸と宮崎交通Win×Winの仕組み

ヤマト運輸(東京都中央区)は、宮崎交通(宮崎県宮崎市)の路線バスを利用した「客貨混載」宅急便輸送を、1日より開始した。岩手県に続く2例目となる。宮崎県山間部の一部路線にて、中央部分に宅急便用のスペースを確保した専用バスを3台走らせる。

宮崎交通は貨物の運送費によって、過疎化の進む地域の路線維持が可能となり、ヤマト運輸は拠点への往復が不要となることで集荷可能時間が延長できる仕組みだ。高齢化や過疎化が進む中山間地域などの課題解決、地域活性化の仕組みとして、今後の展開も期待される。

(写真はイメージ)