鉄道開業150年 JR東日本が企画展など記念事業開催

1872年10月14日に新橋と横浜を結ぶ日本初の鉄道が開業してから、今年で150年になる。東日本旅客鉄道(以下、JR東日本)は10日、鉄道開業150年を記念した各種の企画を実施することを発表した。

鉄道の歴史を振り返る企画展として、7月23日から「鉄道の作った日本の旅150年(仮称)」をさいたま市の鉄道博物館で、10月8日から「鉄道と美術の150年(仮称)」を東京ステーションギャラリーで開催する。また、記念グッズとして「鉄道開業150周年 記念Suica」や、新橋~横浜間の鉄道開業に際して英国から輸入された「1号機関車」(国の重要文化財指定)の純金製模型の販売などを数量限定で行う。この他、期間限定の乗り放題乗車券やツアー企画も実施する予定だ。

キャンペーンサイトでは、鉄道開業から現在までのあゆみをを振り返るコンテンツのほか、さまざまなイベント情報も掲載されている。全国のJR対象駅を訪れて集めるデジタル版スタンプや、全国の18駅でしか聞けない音声コンテンツなどが楽しめるWEBアプリ「TRAIN TRIP」も提供されている。

一連の事業は、「150年の歩みに感謝を表し、鉄道の可能性を未来へつなぐ」と銘打たれている。文明開化の象徴であった鉄道の建設。その150年の歩みを振り返り、これからの「移動」における新しい形を考える機会になりそうだ。

JR東日本鉄道開業150年スペシャルサイト

(冒頭の絵は、鉄道開業当初の横浜を描いた浮世絵)