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「世界のウチナーンチュ大会」前夜祭パレード 移民子孫が沖縄で交流

10月31日に沖縄県で開幕した「第7回世界のウチナーンチュ大会」を前に、前日の30日、那覇市の国際通りで前夜祭パレードが行われた。パレードには約3000人が参加した。民族衣装や揃いのコスチュームに身を包んで練り歩く様子を見ようと、沿道には多くの人々が集まり、国際通りは歓迎ムードに沸いた。

「世界のウチナーンチュ大会」とは?

「世界のウチナーンチュ大会」は、かつて移民として沖縄から海外に渡った人々やその子孫など、沖縄にルーツを持つ人々が5年に1度、沖縄に「里帰り」をして交流を深める祭典だ。第7回大会は2021年に予定されていたが、新型コロナウイルスの影響により、1年延期となっていた。

30日15時から行われた前夜祭パレードには、海外13カ国からの参加者1600人と国内8県人会の400人、さらに県内国際交流協会など14団体600人、一般参加者400人を含む、計3000人が参加。

参加者はそれぞれの国旗や横断幕を掲げ、鮮やかな民俗衣装を身にまとい、楽器を演奏しながら約1kmのコースを賑やかに行進した。

国際通りには世界各地のウチナーンチュを歓迎しようと、多くの地元の人々や観光客が集まった。沿道のあちらこちらから「おかえりー」「めんそーれー」という声が掛けられ、ハグを交わすなど、久しぶりの再会を喜んでいた。

パレード参加者にとプレゼントを自作してきた学生は、「海外から帰ってきたウチナーンチュにあげたいと思って友達と折り紙を折った。久しぶりの沖縄を楽しんで欲しい」と語った。

「世界のウチナーンチュ大会」は31日に開会式が行われ、その後11月3日の閉会式・グランドフィナーレまで、オンラインも含めて県内各地でイベントが行われる。