鉄道会社「シイタケ栽培事業に参入します」

阪神電気鉄道(大阪市福島区)は、鉄道高架下やその隣接地の活用施策として、11月からシイタケの試験栽培を開始した。

大阪市西淀川区(本線千船駅・姫島駅間高架下及びその南側)の敷地 約1100平方メートルを利用し、ビニールハウス内で原木を使用した方法でシイタケを栽培する。栽培するシイタケは、肉厚で肉質が硬く食感が良い、石川県で「のとてまり」としてブランド化されている品種。栽培は日本きのこセンター(鳥取県鳥取市)との協力による。また、原木は六甲山などの周辺森林の間伐材の利用も検討するなど、環境保全にも努めている。

今後、シイタケの販路の開拓を進めていくとしており、本格的にシイタケ栽培事業に取り組む姿勢がうかがえる。阪神電鉄ではこれまでにも高架下に植物工場を設けるなど、さまざまな高架下活用策に取り組んでいる。

(写真はイメージ)