東京メトロの野菜ブランド「とうきょうサラダ」販売開始

 東京メトロ(東京都台東区)とメトロ開発(中央区)は6日、両社が完全人工光型植物工場で栽培した野菜のブランド名を「とうきょうサラダ」に決定し、販売開始すると発表した。
 東京メトロは東西線西葛西~葛西の高架下に植物工場をつくり、1月から栽培を開始していた。栽培している野菜はフリルレタス、サンチェ、ロイメン、レッドマスタード(ベビーリーフ)など。人工光を利用した水耕栽培のために農薬、土、虫の付着がなく袋を開けたら洗わずにそのまま食べることができる。季節や気候の影響を受けず一年中安定した野菜の供給が可能なこと、雑菌を抑えた環境のため野菜の傷みが少なく長期保存が可能なこと、外側の葉まで使用できるため廃棄ロスが少ないことなどの利点がある。
 安定した栽培が可能となり、安全性も確認できて、販売開始となった。当面の予定としては東西線沿線の飲食店舗を中心に販売していく。