南スーダン紛争の対立住民、野菜栽培で交流 JCCP

日本紛争予防センター(JCCP、東京都文京区)は、混乱の続く南スーダンの首都ジュバ市近郊にあるグンボ地区で、ジュバ市にもとから住んでいる住民と北部からの避難民が協働で野菜栽培を行う「サイエンス・クラブ」を設立することを、3月30日に発表した。戦闘の激しい北部から逃れてきた避難民と、ジュバ市の受け入れ側住民との間では日常的に紛争が起きている。相互交流を促進する仕組みとして当クラブを設立し、紛争の解決を目指す。

同クラブは、グンボ地区にある小学校を中心に、避難民と受け入れ側住民のそれぞれから子ども40人と保護者など40人の合計80人で組織する。JCCPは農地の整備や農具の配布などを行う。両者の交流の場を増やし、対話の機会を提供していく。

また同時に、参加メンバーに向けて「紛争管理」の研修を実施し、共同作業において偏見や誤解から生じる日常のトラブルを平和的に解決できるように導くとしている。

南スーダンは、2011年にスーダンから独立したが、2013年に内戦状態になった。2015年8月に和平合意に至ったが、その後も国内経済は回復していない。また、エルニーニョ現象などの影響で農産物が十分に収穫されておらず、食糧危機が深刻化している。

 
(画像提供:JCCP)

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