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ベトナム・ハノイでさくら祭り開催 入場者多数

ベトナムのハノイで16日から17日にかけて、日本の桜を展示する「ハノイさくら祭り2016」が開催され、数十万人が来場した。最高裁判所の機関紙「公理(Công lý)」が報じた。

世界遺産「昇龍タンロン遺跡」の広場に桜が展示された。それとともに、日本の食べ物の屋台が出展され、日本に関連する商品を販売するブース、日本留学情報を提供するブース、日本の文化を紹介するブースなどが出された。ステージでは「よさこい」や武道の演武などが披露された。

正確な来場者数は報じられていないが、2007年に始まって以来、毎年来場者は増え続けており、昨年の来場者数は約15万人だった。今年は16日がベトナムの祝日(建国の祖、雄王の命日)だったため、さらに来場者が多くなったと考えられており、別紙「ティエンフォン(Tiền phong)」は会場前の道路の渋滞や、周辺のバイク駐輪場の混雑の様子を伝えている。

一方、ニュースサイト「Zing.vn」によると、来場者が多かったにも関わらず肝心の桜の木は1本しかなく、それも桜の枝が別の木に括りつけられたもので、さらにその花もしおれてしまっていたため、期待が外れたと感じた人が少なくなかったという。

別紙「ダットヴィエト(Đất Việt)」によると、日本から持ってきた桜がハノイの暑い気候のためにしおれてしまっていたが、昨年と同じように造花を括りつけたのでは、あまりに形式的になるという意見があったのだという。なお、昨年、造花の桜にした理由は、その前年まで、桜の枝を持ち出してしまう来場者がいたためだった。今年は造花ではなかったが、そのような行為は見られなかった。

 
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