NTTグループ6社、福祉分野でAI技術活用の実証実験

NTTは25日、NTTドコモなどグループ主要6社が連携して、福祉などの分野で人工知能(AI)技術を活用する合同実証実験を行うと発表した。

実証実験には同社のAI技術「コレボ(corevo)」を使用する。コレボはNTTが長く研究開発を行ってきた音声音響処理技術やロボットを通じたコミュニケーション技術などを盛り込んでいる。今回の実証実験によってコミュニケーションロボットや通信デバイス、通信インフラなどを連携し、社会課題の解決や産業競争力の強化を目指す。

今回連携するのはNTTドコモ、NTT Com、NTT東日本、NTT西日本、NTTデータ、NTTの6社。各社がそれぞれの分野・業界において実証実験を実施する。具体的には、NTTドコモは高齢者福祉サービスの拡充を目的として自治体と連携し、コレボを内蔵した自然な対話ができるコミュニケーションロボットの活用を目指す。自治体運営の拠点などに設置されている血圧測定器や健康診断タブレット端末を通じて取得された健康データを用いて、高齢者とロボットが対話しながらロボットが高齢者へ健康管理のアドバイスや支援を行う。

NTT Comは介護施設における機能訓練の一環としてのレクリエーション活動をスタッフとロボットが連携して進行し、利用者に新たな楽しさや喜びを得られるサービスの創成を目指す。

(写真はイメージ)

 
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