パンダイルカの赤ちゃん誕生、鳥羽水族館

三重県の鳥羽水族館で5日、イロワケイルカ(通称パンダイルカ)のオスの赤ちゃんが誕生した。母親のララは現在25歳で、国内最高齢の出産となった。

5日午前3時43分、モニターで観察していた飼育担当者が、母親のお腹から赤ちゃんイルカの尾びれが出ているのを確認。その後水槽前で見守っていたところ、午前7時22分に無事出産を確認した。

生まれた赤ちゃんイルカは全長約70cm、推定体重7kgのオス。生まれた直後は少し慌てた様子だったものの徐々に泳ぎが上達し、今では母親に一生懸命ついていきながら水槽内を泳ぎ回る姿を見せている。またお乳を探る仕草も見せ始めているため、初授乳の日も近そうだ。

母親のララは25歳(人間でいう60~70歳)で、今回が6回目の出産。しかし今まで無事に成獣まで育ったのは1頭だけだという。飼育担当者は「無事に生まれてホッとしている。離乳後の飼育には特に気をつけていきたい」と話している。

現在は24時間態勢で母子の観察を続けている。展示水槽は閉鎖されているため、一般客はモニターテレビを通して親子の姿をリアルタイムに見ることができる。授乳が始まり母子の状態が安定し落ち着けば、一般公開される予定。

パンダイルカの赤ちゃん誕生、鳥羽水族館

画像提供:鳥羽水族館

 
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