Food Expo 2016香港 過去最大規模の出展で日本食をアピール ジェトロ

日本貿易振興機構(ジェトロ)は11~13日の3日間、香港で開催されたFood Expo 2016のジャパンパビリオンで日本食PRイベント「味わおう 日本の“味力”」を出展した。日本産の農林水産物・食品の輸出拡大を目指して、今年は出展団体数・出展面積ともに過去最大規模となった。

香港は、日本の農林水産物・食品の輸出総額全体の約4分の1を占め、日本にとって11年連続で最大の輸出市場となっている。開幕式後には、香港の人に人気が高い鹿児島和牛など九州産の食材や、熊本の郷土料理・辛子れんこんをアレンジした「和牛ローストビーフ丼 熊本辛子れんこん添え」がふるまわれた。日本食のアピールだけでなく、和食文化の普及や、熊本・福島の復興支援も同時に行われた。

農林水産省によると、日本の農林水産物及び食品の輸出総額は3年連続で増加し、昨年は最高記録の7452億円に達した。日本政府は2020年までに1兆円を目指しており、日本の農林水産業の改革にテコ入れをしていく考えだ。同省は東京オリンピック開催を見据え、外国人旅行者に対して日本の食材産地と観光地を結びつける「食と農の景勝地」プロジェクトを実施。日本の農村・漁村の食文化と観光をアピールしていく。

(写真はイメージ)

 
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