花便り~リンドウ

秋の気配を感じる今日この頃。花屋に訪れた秋のひとつは、リンドウだ。

日本や中国、朝鮮半島、シベリアなどが原産とされるが、リンドウ科は世界に約70属1150種以上もある。日本には、エゾリンドウ、オヤマリンドウ、ミヤマリンドウなど、そのうちの12属38種が生息。一般に花屋で見かけるのはエゾリンドウやオヤマリンドウを園芸用に栽培したものだ。花は、日光を受けると開き、雨や曇り、また夜になると閉じるという。

漢名では「龍胆」、または「竜胆」と書くが、もともとは音読みの「りゅうたん」が変化してリンドウと呼ばれるようになった。根が胆汁のように苦く、クマの胆、熊胆(ゆうたん)より苦いことから竜の胆、竜胆(りゅうたん)の名がついたとされている。

この苦みが胃腸の働きを活発にするといい、ヨーロッパでも紀元前から薬草として用いられてきた。漢方でも消炎の目的で「竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)」に配合されている。

青紫色や白色、ピンクなどさまざまな色がある。敬老の日のプレゼントとして高貴な紫色のリンドウはいかがだろうか。生薬としてのリンドウで、健康と長寿を、心からの誠実な思いを込めて。

花便り~リンドウ

花言葉:悲しんでいるあなたを愛する、正義、誠実

リンドウ(龍胆・竜胆):リンドウ科リンドウ属の多年草

 
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