木星の衛星エウロパで水蒸気吹き上がる NASA

米航空宇宙局(NASA)は27日、ハッブル宇宙望遠鏡による観測で、木星の衛星エウロパ上で柱状に噴き上がる水蒸気とみられるシルエットを見つけたと発表した。

エウロパの凍った表面から160km以上、おそらくは200kmまで吹き上がっていた。この水は、エウロパ表面下の海洋からもたらされたと考えられている。分厚い氷の下には地球の海洋の2倍に及ぶ水があるからだ。

「エウロパの海洋は、太陽系内で地球外生命が隠れている可能性が最も高い場所のうちの1つだと考えている」とNASAの科学ミッション局・副局長補であるジェフ・ヨーダー氏は述べた 。

これまで、エウロパの海洋に生命の兆しがあるかを調査するには、分厚い氷の表面にドリルで穴を開けねばならないと考えられてきた。しかし、今回の発見によって、別の方法でサンプリングできる可能性が大きくなった。

エウロパ上空に水蒸気が柱状に吹き上がっており、その水が地下の海洋由来であるのなら、探査機はその水蒸気の柱を通過するだけで直接にサンプルを得ることができるだろうとしている。

画像提供:NASA

 
Facebook Like!

関連記事一覧