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乳製品の広告に動物愛護団体が異議(ドイツ)

緑の牧場に気持ちよさそうに寝そべる牛たち――。牛乳やチーズ、ヨーグルトなど乳製品の広告に描かれているロマンチックな酪農のイメージは果たして正しいのか? ドイツの動物愛護団体が異論を唱えている。5日付のヴェルト紙が伝えた。

世界動物保護協会は20社の乳製品業者に対しアンケートを実施、実際に牧場で過ごしている乳牛と、牛舎につながれたままの状態にいる乳牛の割合について回答を求めた。これに対し、完全な回答を返してきたのは20社中4社のみだったという。同協会は、ドイツ国内に430万頭いる乳牛のうち、半分が牧場に出ることなく牛舎につながれた状態にあると指摘、「広告の現実とかけ離れたイメージは、乳製品業界の問題を隠ぺいし、消費者をだましている」と批判している。

実際、ドイツでは乳牛の飼育に対する厳密な法規定はなく、同協会は乳製品業者に対して乳牛飼育環境の改善を求めている。一方で、現代酪農家フォーラムのレア・フリース氏は一連の批判に対して、「近年の酪農は最新設備を整えている」として、旧来のイメージと大きく異なる環境で乳牛が飼育されていることに対する理解を求めている。

 
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