太陽電池モジュール変換効率、世界最高に カネカ 

カネカは27日、結晶シリコン太陽電池モジュールで世界最高となる変換効率24.37%を達成したと発表した。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「高性能・高信頼性太陽光発電の発電コスト低減技術開発」プロジェクトでの成果。プロジェクトでは2020年に業務用電力価格並の14円/kWh、2030年には従来型火力発電並となる7円/kWhの発電コストを目標に技術開発を進めている。

同社は9月14日、欠陥低減や変換効率の向上に繋がるヘテロ接合技術と、受光面を広くできるバックコンタクト技術を組み合わせた結晶シリコン太陽電池セルを作成し、世界最高の変換効率26.33%を実用サイズ(180cm2)で達成したと発表している。今回の太陽電池モジュールは、この太陽電池セルを108枚接続して組み立てられ、測定時の開口部面積は1万3177cm2。モジュール内での抵抗損失を最小限にするためのセル間配線技術や、モジュールに照射された光の収集効率を高める技術などを新たに開発することで実現した。

プロジェクトで掲げる2020年に14円/kWhという発電コストを実現する目安の一つが、モジュールでの変換効率22%だ。この数値を世界で最も普及している結晶シリコン太陽電池モジュールで上回ったため、目標達成に向けて大きな前進といえる。

この成果は、10月31日~11月1日にワークピア横浜で開催される2016年度「NEDO新エネルギー成果報告会」で発表される。

画像提供:NEDO

 
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