フィンランドの学校で従来の「科目」を廃止へ

国際学力到達度テスト(PISA)などで世界トップの教育システムを誇るフィンランド。そのフィンランドで、数学や英語、地理といった、学校授業の従来の「科目」を廃止する方針を検討中だ。14日付の独シュピーゲル・オンライン版が報じた。

フィンランドの教育問題専門家、マーリョ・キロネン氏は「いまだに19世紀初頭と同じ時代遅れのやり方で授業を行なっている学校が多い」と指摘、「私たちには、21世紀に見合った新しいコンセプトが必要だ」と、ポータルサイト「ブライト・サイド」上で述べている。

キロネン氏を中心とする専門家グループは、2020年までに従来の科目別授業を廃止し、その代わりに複数の科目を組み合わせた学際的授業の展開を提唱している。たとえば、「第2次世界大戦」について学習する場合は、歴史的、地理的、数学的視点をもってこれに取り組み、「カフェで働く」というテーマを通しては、英語と経済、そしてコミュニケーションについて学ぶというものだ。

従来の科目別授業の廃止は、まずは16歳以上の生徒に対して実施され、将来就きたい職業に関連させたプロジェクトやテーマを選ぶことができる。この場合、少人数のグループ制で授業を行い、複数の科目の教師が連携態勢でこれを担当することになる。すでに首都ヘルシンキでは教師の3人に2人が、このシステムでの授業を行う訓練を受けているという。

(写真はイメージ)

 
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