貸切バス運転者の指導・監督を強化 国交省

国土交通省は、1月15日に長野県軽井沢町で発生したスキーバス事故を受けて、貸切バス事業者に義務付けている運転者への指導・監督の指針の一部を17日に改正した。

今回改正された指針では、新しく雇われた初任運転者への指導において20時間以上の実技訓練を義務付けるほか、実技訓練以外の座学による指導を現行の6時間から10時間に延長する。実技訓練は、日夜両時間帯で実際に運転する自動車を使用して、運行の可能性が高い市街路や坂道、狭い道、高速道路等で実施する。同指針は今年12月1日から施行される。

また来年12月1日からは、ドライブレコーダーの装着を義務付けるとともに、適切な車間距離や急ハンドル、急ブレーキなどの運転内容を運転者へ指導・監督することを貸切バス事業者に義務付ける。他にもシートベルト着用の徹底や、緊急時の確実な急ブレーキの操作方法の習得を強化する。

(写真はイメージ)

 
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