英誌で東京が「世界で最も住みやすい都市」に。公共交通や治安を評価

英国の雑誌「モノクル(Monocle)」が7-8月号で発表した「世界で住みやすい都市トップ25」で、東京が1位になった。同ランキングは毎年発表しており、昨年2位だった東京は今年、初めて1位となった。2位はウィーン、3位はベルリンだった。今年は、国際線の本数や、図書館など公共施設の数といった昨年までの評価基準に加え、諸々の生活費や、海・山までのアクセスなどの25項目が新たな指標となった。

東京は、公共交通の安さと時間の正確さ、治安の良さ、食べ物の質、住民の礼儀正しさなどが高く評価された。1位になったことには、新たな指標を追加したことが大きく影響したと見られる。一方、道路が自転車走行に向いていないことや、公園での規則が厳しすぎることなどが、改善点とされた。

日本からは他に、建設ラッシュが起きている福岡市が12位に、伝統とモダンが共存する京都が14位にランクインした。

昨年1位だったコペンハーゲンは、新たな指標の追加の影響で、10位にランクダウンした。25の都市のうち15都市がヨーロッパ、5都市がアジア、3都市がオーストラリアとニュージーランド、2都市が北米だった。