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NTT西、バイタルデータ解析で「ココロの視える化サービス」提供

NTT西日本は9日、脈拍や心電などの情報から心理状態を推測するサービスを始めると発表した。クラウドでバイタル情報を解析し、喜びや恐れといった人間の感情を数値化する、いわば「ココロの視える化サービス」だ。

NTTグループと愛知県立大学が共同開発した、握るだけで脈拍を計測できるセンサーやシステムを使い、10日から大阪市内で始まる「梅田お化け屋敷2015 呪い指輪の家」(毎日放送主催)にサービスを提供する。来場者に渡される特製の箱に、面型脈波センシング技術を活用したセンサーが組み込まれており、脈拍の急な増減や体の動きの速さを測定する。利用者はスマートフォンなどで専用サイトにアクセスし、解析された“ビビり度”を確認できるという仕組みだ。

NTT西日本は、高齢者施設で会話の難しい利用者の心理状況を推定することなど、医療やスポーツなどの分野に向けて売り出し、3~5年後に年間10億円の売り上げを狙う。