ドイツ人が「税金から解放される日」、今年は7月11日

ドイツ納税者連盟(BdSt)が、今年のドイツの「納税者記念日」は7月11日だと発表した。7月10日付のヴェルト紙が報じた。

「納税者記念日」とは、英語の「タックスフリーダムデー(Tax Freedom Day)」に相当するもので、その年の1月1日から数えてその日までの全所得が、1年分の税金の総額に達する日を国民平均で割り出したもの。その日から以降の所得はすべて自分のものになるが、逆に言えばこの日までは「ただ税金のために働いた」ことになる。「納税者記念日」はつまり、「国民が税金から解放される日」を意味している。

ドイツ人は所得額に比して52.4%の税金を払っており、1ユーロ稼いだ場合に手元に残るのは47.6セントという計算になる。BdStは「ドイツの税負担は大きすぎる」と苦言を呈している。この概念は米国が発祥とされており、米国の今年の「タックスフリーダムデー」は4月24日。英国は5月31日だった。

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