世界遺産「白神山地」を室内で体感! 東北森林管理局の若手が試み

世界遺産「白神山地」を室内で体感! 東北森林管理局の若手が試み

林野庁東北森林管理局の若手職員有志「やまぼんず」が、世界遺産「白神山地」を室内に再現し、外出が困難な高齢者や身体の不自由な人が室内にいながら森林を疑似体験できる試みを行っている。

IT技術は使わず、壁にブナ林の写真を張り、床には葉を敷き詰め、森の香りも木の抽出液で再現。床に座ったまま森林を散策しているような感覚を得られるように、散策中の目線で撮影した動画に合わせてガイドが案内し、画面に映るクロモジという木の枝の実物を実際に観察できるようにした。試行段階で体験した人からは好評で、今後はさらに改良を重ねて、福祉施設などに森林体験を届けたいと「やまぼんず」のメンバーは意欲を示す。

これまで東北管理局管内の青森県や秋田県で開催しており、実際に疑似体験の中で使われた映像の一部もユーチューブで公開している。

今後も東北地方を中心として開催していく予定で、今月は25~26日に行われる青森県白神山地ビジターセンター主催の「『白神山地ビジターセンターがやってきた!』in青森市」に参加。青森県総合社会教育センター(青森県青森市)で、午前9~午後4時に開催する。

白神山地ビジターセンター
http://www.shirakami-visitor.jp/event.html

画像:林野庁Facebookより

 
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