訪日外国人数が過去最多914万人 2015年上半期

22日、日本政府観光局(JNTO)は、2015年1~6月の訪日外国人数(推計値)が前年同期比46%増の914万人となったと発表した。2014年上半期は626万人、年間は1341万人。もし2014年のペースでいくとすると2015年は年間1995万人となり、2000万人の大台に届く勢い。

国・地域別の訪日外国人数は、中国が台湾・韓国を抜き最多となる218万人で、同116%増。次いで韓国、台湾、香港の順に多かった。中国からは鄭州-関西便、鄭州-静岡便、合肥-名古屋便等、地方都市からの航空便の新規就航も増加、またMERSの影響で行き先を韓国から日本へ変更する動きも相まったとみている。

一方で欧米も順調であり、各国の上半期訪日外国人数は、米国50.7万人(同13.6%増)、カナダ11.2万人(同28.4%増)、英国12.2万人(同16.8%増)、フランス10.1万人(同22.6%増)、ドイツ7.7万人(同15.2%増)など、全体として円安の影響や、航空便の増加、日本での各国イベントの実施などの努力により、6月は過去最多の訪日を記録している。

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