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米有名サーカス、ゾウのショー取りやめ

 米国の人気サーカス団「リングリング・ブラザーズ・アンド・バーナム・アンド・ベイリー・サーカス」は、絶滅危惧種であるアジアゾウのショーでの使用中止を決定した。また親会社のフェルド・エンターテイメントは5日、2018年までに同サーカス団の所有する13頭のアジアゾウを同社の運営するゾウ保護センターに移送する計画を発表した。
 同社はこの計画をはじめ、動物園へのゾウの贈呈、ゾウの病気の研究を援助することなど、同種の保護のための活動を多方面で展開する方針だ。
 「世界にいるアジアゾウの数がどれほど少ないかを思うと、1995年に保護センターを創設した時、わが社がアジアゾウの保護に重要な役割を担っていくだろうと分かっていた。」「この決定を下すのは簡単ではなかったが、わが社とゾウたちと観客の皆さまにとって、こうするのが最も良いと判断した」とケネス・フェルド社長は述べた。
 なお、トラ、ライオン、馬、犬、ラクダのショーは継続する予定だ。