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39億5000万年前の生命の痕跡を発見と東大が発表

39億5000万年前の生命の痕跡を発見 東大が発表

東京大学の小宮剛准教授らのグループが、39億5000万年前の生命の痕跡を発見したと29日付の英科学誌『ネイチャー』で発表した。生命の起源を解明する可能性を秘めているという。

これまで、グリーンランド南西部のイスア地球表層地帯にある37~38億年前の堆積岩に、生物由来の炭素結晶「グラファイト(黒鉛)」が見つかっている。しかし、同じグリーンランドのアキリアにある38億3000万年前の岩石と、カナダのヌブアギトゥクにある37億5000万年前の岩石からは、生物に由来するグラファイトは発見されていない。

研究グループは今回、カナダ・ラブラドル北部のサグレックブロックにある39億5000万年前と最も古い変成岩を調べた。岩石中のグラファイトと炭酸塩の総有機炭素含量と、炭素同位体組成を測定した。グラファイトの結晶化温度と、そのグラファイトを含んだ岩石の変成温度との間には一貫性があったことから、岩石中のグラファイトが後の時代に混ざり込んだ訳ではないことが確認された。そこで研究グループは39億5000万年前に存在した生物による最古の証拠であると結論づけた。

生物由来のグラファイトの発見は、グラファイトを生み出した生物の地球化学的研究を可能にし、さらに地球上だけでなく他の惑星での生命探査にも役立つという。

画像提供:東京大学

 
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