IBMが医療画像専門企業を10億ドルで買収

米IBMは、医療分野にける人工知能「ワトソン(Watson)」の画像解析能力を向上させるために、医療画像の専門企業であるマージ・ヘルスケア(Merge Healthcare、米国イリノイ州)を10億ドルで買収したと発表した。これによりワトソンを利用する医師に対して、患者の診断の意思決定サポートをより正確にし、医療の質の向上と効率化を実現するとしている。

マージ・ヘルスケアは、米国内7500以上の医療専門調査機関などで画像処理や画像共有技術が利用され、医者と患者のコミュニケーションツールも提供している。

一方IBMは、今まで自然言語処理を用いた言語解析によるソリューションをワトソンで提供していたが、画像処理精度を向上することにより、医療における人工知能ソリューションのトップシェアを握ろうとしている。

(写真はイメージ)