NTTドコモとオイシックスが業務資本提携 忙しい食卓をささえるサービスを展開

オイシックス・ドコモ ミールキット事業で提携

NTTドコモと農産物などの食品宅配を展開するオイシックスドット大地は1月30日、共同事業展開に向けた業務資本提携の締結を発表した。オイシックスは年内にミールキットの商品化および専用ECサイトを開設する計画。

ミールキットとは、必要量の食材と材料、レシピがセットになっている商品で、食材購入の手間や調理時間を省くことで、忙しくても手作りをしたいというニーズにこたえるサービスのこと。

オイシックスは2013年7月よりミールキット「Kit Oisix(キット オイシックス)」を展開、2017年12月にはシリーズ累計800万食を超え、3年前の同月の約18倍に成長している。また、ドコモは膨大な顧客データに加え、ABCクッキングスタジオやdグルメなどで培った食関連サービスのノウハウを所有している。両社の協業により、買い物や料理の時間を十分とることのできない家庭をサポートすることを目指す。

また、業務資本提携と同時に、オイシックスがドコモのグループ会社で野菜宅配大手のらでぃっしゅぼーや(東京都新宿区)の全株を今年2月に取得し、完全子会社にする予定。らでぃっしゅぼーやは会員制の食品宅配事業を展開し、約2400人の農産生産者を保有している。子会社化により、オイシックスが保有する約2700人の農産生産者と合わせて5000人を超える生産者ネットワークを確保することとなり、ドコモとのアグリ領域における協業の検討も進める。

(写真はイメージ)