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地域のデザイナーがまちとまちをつなぐ 「地域×デザイン2018」

地域のデザイナーがまちとまちをつなぐ 企画展「地域×デザイン2018」

東京ミッドタウン・デザインハブは、3月11日まで企画展「地域×デザイン2018 -まちとまちをつなぐプロジェクト-」を開催している。同展は、全国から公募した10件の地域プロジェクトの展示と、ゲストを招いたトークセッションやワークショップで構成されている。2016年・17年に続く3回目の開催となった。

同展は、グッドデザイン賞を主催する日本デザイン振興会と、プロジェクトデザインにより社会を変革する人材育成を目指す事業構想大学院大学が企画運営を担う。近年は経済や人口が都市へ一極集中する中で、地方に活路を見出して移住する人が徐々に増え、暮らし方や働き方も多様になっている。こういった状況を背景に同企画展には、意志ある人たちが拠点を移動しながら学び働くことで、文化や経済、人と人、まちとまちを繋ぐ媒介者となり、これが連鎖して点から線、面へと展開していけば、日本全体が大きな熱量を持って輝いていけるのではないかというメッセージが込められている。

トークイベントには日ごとにテーマが設定されており、3月3日には「地域×クリエイティブ」と題して、たんねのあかり実行委員会の下田倫子氏や、2017年度グッドデザイン特別賞を受賞した「ブルーシードバッグ」製作者のBRIDGE KUMAMOTO代表理事・佐藤かつあき氏らのクリエイターが登壇した。

たんねのあかりプロジェクトは、新潟県柏崎市谷根たんねにおいて夜の景観をあかりで演出するアートイベントで、地域コミュニティ作りや地域に残る文化・伝統を繋げる目的のもと、2009年から始まった。

地域のデザイナーがまちとまちをつなぐ 「地域×デザイン2018」
「たんねのあかり」2016年開催時の様子を説明する下田倫子氏

たんねの夜は自然本来の暗さを有しており、イベントのあかりは電気を使わず全てキャンドルを用い、約6000個のガラス瓶を使用している。2014年の来場者数は約8000人となった。7度目となる2018年も10月中旬に開催予定で、下田氏は「過去、イベントにはデザイナーも来場している。彼らとも連携しながら、風景やあかりだけでなくアート性やデザイン性も出し、これまでとは違った形で開催したい」と語った。

また、BRIDGE KUMAMOTOの佐藤氏は熊本復興プロジェクトにおいて、被災地の屋根にかけられたブルーシートを再利用してトートバッグ「ブルーシードバッグ」としてリメイクし、「復興のたね」と位置付けた。

地域のデザイナーがまちとまちをつなぐ 「地域×デザイン2018」
展示されたブルーシードバッグ

佐藤氏は「災害が起こると深刻になりがちだが、ネガティブなものをポジティブに変えていく」ことを意識したという。また「好きなことをずっと好きでいることが大切。その道のプロでない人でも、やろうとすればできてしまう世の中であり、そういった行動からコミュニケーションが生まれていく」と語った。

地域のデザイナーがまちとまちをつなぐ 「地域×デザイン2018」
BRIDGE KUMAMOTOのロゴについて説明する佐藤かつあき氏

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