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ドイツのフードバンクが「外国人排除」を撤廃 シングルマザーなど優先

ドイツのフードバンクが「外国人排除」を撤廃 シングルマザーなど優先

「新規利用者にドイツ人だけを受け入れる」との方針を打ち出し、物議をかもしていたドイツの困窮者支援団体のフードバンク、「ターフェル」エッセン支部がこのたび新方針を決定し、新規利用者の条件に国籍を問わないことを明らかにした。3日付のフランクフルターアルゲマイネ紙オンライン版が伝えた。

ターフェルは、貧困状態にある高齢者やシングルマザーなどをおもな対象として、スーパーなどで売れ残った食料品を無料で配布している民間支援団体。ノルトライン=ヴェストファーレン州エッセン市のターフェルでは近年、利用者に難民をはじめとする外国人が増え、その割合は利用者全体の75%に上っていた。

今回、新たに採用されることになった方針では、新規利用者の条件として国籍を問わず、シングルマザーや未成年の子どものいる家族、高齢者を優先するとしている。

ドイツのフードバンクが「外国人排除」を撤廃 シングルマザーなど優先
画像提供:Tafel Deutschland e.V.
 

【参考記事】
ドイツのフードバンク「ドイツ人優先」で困窮者支援論議